2018年11月23日金曜日

お仏壇の必要性

皆さまのご家庭にお仏壇はございますか?

当然ですが、あると言う方もないと言う方もいらっしゃると思います。
では質問を変えて

皆さまにご先祖様はいますか?

これも当然。生きている人全てにご先祖様はいらっしゃいます。両親2人、祖父母4人、曽祖父母8人そのまた16人、そのまたまた32人。五代遡るだけで62人の命があなたの命を紡いでいますよね。

結論から話すと

「身近にその命の繋がりを知らせてくれる1つの方法」

のような存在がお仏壇と私は感じています。仏壇の仏は、仏教の仏ですから宗教としての意味合いはあります。宗教と聞いただけで抵抗感を持つ人もいると思います。もちろん信仰は自由ですので無理に考える必要は全くありません。

ただ、あなたに一人と欠けることなくご先祖様が揃っているからこそ、生きている事だけは事実であり、もしご子息があればその命は確実に未来に受け継いでいるという事です。

また、人は学び、成長する必要があります。その中で何よりも学ぶ出来事、それは人の生き死に。これに勝る出来事はありません。

戦争、そして震災。

戦争や事件は人の恐ろしさを知る命の奪い合い。震災や災害は人の無力さを思い知る命の儚さ。

そして誕生。

新しい命の誕生は奇跡。人が人を産み育む。その誕生が無ければ命の営みは途絶えてしまいます。


世の中に人が存在する限り、成長や進歩は止まることはありません。ですが、時の流れと命の育みだけは永遠に変わることはありません。

スマホを持って検索すればありとあらいることを知ることができても、それは学びと成長になるでしょうか?一握りの頭のいい人が作ったものを享受するとあたかも自分の知識のように勘違いしてしまいます。

自分の生を通し、学び成長すること。そして次世代に受け継ぐこと。

お仏壇、「祈り」の行為は人として大事な部分を気づかせてくれる存在です。身近に置き、1日24時間の僅か1分、手を合わせ自分を見つめなおす時を作れる存在。

皆さんにとって必要性があるかどうか?ご判断下さい。